時代祭は、京都平安神宮の大祭で、葵祭(あおいまつり)・祇園祭(ぎおんまつり)と並ぶ「京都三大祭」の一つです。
平安神宮の創建と平安京への遷都をお祝いする行事で、明治28年(1895年)から始まりました。
「京都の誕生日」と呼ばれる10月22日に、毎年開催されます。(雨の場合は翌日23日)
この10月22日は、桓武天皇(かんむてんのう)が、長岡京から平安京に移った日にちだそうですよ。
時代祭は、平安京で最初に過ごした「桓武天皇」と、平安京で生活をしていた最後の天皇「孝明天皇(こうめいてんのう)」のご神霊に、京都の発展や進化・安寧を見て頂き、1,000年間のそれぞれの時代の行列がお供をするお祭りです。
今回は、時代祭2023(京都)はいつからなのか、有料観覧席(チケット)情報や見どころをご紹介します。
時代祭2023(京都)はいつから?
時代祭2023(京都)はいつからなのか、日程をご紹介します。
補足ですが、他の日程でも、時代祭2023の前夜祭や後日祭がおこなわれる予定です。
下記では、それぞれの時代の代表的な装飾をまとった、行列の行進を見ることができる日時を紹介しますね。
時代祭2023(京都)の日程は?
時代祭2023(京都)の日程をご紹介します。
【時代祭2023(京都)】
- 開催日…2023年(令和5年)10月22日(日)
- 開催時間…12:00~
※雨の場合、翌日の10月23日(月)に順延
装束をまとっての行列ですから、雨は天敵ですよね(><)
雨が降った場合は、翌日に順延されます。
秋晴れの空の下で美しい装束を見たいですねぇ。
時代祭2023(京都)の出発地やコースは?
時代祭(京都)2023は、京都御所からスタートします。
【時代祭(京都)2023の出発地・終点】
- 出発地…京都御所
- 終点…平安神宮
【時代祭(京都)2023のコース】
- 京都御所・建礼門院前(12:00発)→堺町御門(12:15ごろ)→烏丸丸太町(12:30ごろ)→烏丸御池(12:50ごろ)→河原町御池(13:20ごろ)→河原町三条(13:30ごろ)→三条大橋(13:40ごろ)→三条神宮道(14:10ごろ)→平安神宮(14:30ごろ)
それぞれの時代の服装をまとった人々だけでなく、馬や牛も行列に参加しているので、3時間くらい時間がかかるそうですよ(^^)
長時間の観覧になりますので、水分補給を忘れずに用意しておいてくださいね。
時代祭2023(京都)の有料観覧席(チケット)情報!
時代祭2023(京都)の有料観覧席(チケット)情報をご紹介します。
時代祭2023(京都)の有料観覧席の場所はどこ?
時代祭2023(京都)の有料観覧席が設置され、行列が通過する時間の予測は下記になります。
【時代祭(京都)2023の有料観覧席の場所と出発・通過時間】
- 京都御苑…12:00(出発時間)~
- 御池通…12:50ごろ(先頭到着時間)~13:20ごろ(有料観覧席付近)
- 平安神宮道…14:30ごろ(先頭到着時間)
時代祭は、それぞれの時代の装束をまとった行列が、京都を練り歩くお祭りです。
そのため、有料観覧席が設けられていますが、行列の通過時間がそれぞれ違いますので、購入する時は、それぞれの席の通過時間には、注意が必要です。
時代祭2023(京都)の有料観覧席のチケット販売情報!
京都時代祭2023の、有料観覧席のチケット販売情報をご紹介します。
【時代祭2023(京都)の有料観覧席(チケット)の販売開始日】
- 販売開始日時…令和5年(2023)9月5日(火)午前10時から
【有料観覧席(一般)の種類と料金(税込)】
<京都御苑>
- 最前列の一般席…4,500円
- 2列目以降の一般席…3,500円
<御池通>
- 最前列の一般席…4,500円
- 2列目以降の一般席…3,500円
<平安神宮道>
- 最前列の一般席…4,500円
- 2列目以降の一般席…3,500円
- 最前列のまなび席…8,000円
- 2列目以降のまなび席…7,000円
【有料観覧席の販売方法】
京都時代祭2023の有料観覧席のチケットは、京都観光オフィシャルサイトで購入可能です。
ただし、他のサイトでも購入可能なので、ご紹介しますね。
<有料観覧席の購入可能サイト>
- 京都観光オフィシャルサイト京都観光Navi
- チケットぴあ
- ローソンチケット
- イープラス
<有料観覧席の購入が可能な店舗>
- セブンイレブン…Pコード:651-324
- ローソン(ローソンストア100を除く)…Lコード:53831
- ファミリーマート
※有料観覧席を購入する時の注意
- まなびの席は「チケットぴあ」のみで購入可能
- 座席の選択は不可(申し込み順)
- 決済完了後はキャンセル不可
- チケットの枚数変更は、決済完了後は不可・未決済の場合は予約分をキャンセルして再申し込み
時代祭2023(京都)の見どころは?
時代祭2023(京都)の見どころをご紹介します。
京都時代祭2023の注目ポイント!「時代の移り変わりを見ることができる」
時代祭(京都)は、毎年10月22日に平安神宮でおこなわれる大祭です。
日本の首都が、京都から東京に変わるまでの間、京都は日本の中心地でした。
そのために、さまざまな日本の伝統文化が集まる地でもあったのです。
時代祭は、かつて日本の首都であった京都の1,000年の文化を、行列で表すお祭なのですよ。
ちなみに、行列の順番もご紹介しますね。
【時代祭2023(京都)の行列の順番】
- 明治維新(先頭)→江戸→安土桃山→室町→吉野→鎌倉→藤原→延暦
桓武天皇と孝明天皇のお供として、上記の8つの時代の並びで行進します。
どんどん、過去へとさかのぼっていくような感じですね(^^)
京都時代祭2023の注目ポイント!「ご鳳輦(ごほうれん)を見ることができる!」
時代祭2023では、京都千年の時代の流れを見ることができます。
その中でも、特に注目するポイントは「ご鳳輦(ごほうれん)」です。
このご鳳輦とは、屋根に鳳凰(ほうおう)の飾りがついている、天皇が乗る正式な車の事で、神社のおみこしと同じ意味合いを持っています。
神社のお祭りに登場する「おみこし」は、神社の社殿をコンパクトにしたもので、神様が乗られているのですよ。
かつてご鳳輦は、天皇が公式な外出のときに使われていた車で、今の時代では、このご鳳輦が実際に使われているシーンを見ることは無いでしょう。
なので、このご鳳輦を見ることができるのは、この時代祭2023(京都)だけかもしれません。
京都時代祭2023の注目ポイント!「調度品や装束を見ることができる」
時代祭2023では、京都千年の歴史(衣類や調度品)を見ることができます。
教科書や歴史のドラマの中に出てくる「武将や歌人」などの著名人が、生きていた時代の装束をまとって歩いているのです。
「衣装は時代劇でも見ることができる」と思うかもしれません。
ですが、テレビ画面越しの映像とは違う、実際の色合いが現実に目の前にあらわれるのです。
これは、凄い事ですよ!
時代によって、色鮮やかな衣装や豊かな布地を目にすることになると思います。
ですが、今よりも技術が発達していない、まったく機械も無い時代の人々が、その時代でできる事を集めた渾身の衣装なのです。
その衣装や調度品を見れば、おそらく下記のように思うのではないでしょうか。
- あの衣装の色は、どうやって出るのだろう
- 細工が細かい
- 着物の柄に意味があるのかな
昔の人は、手作業で物つくりをおこなっていました。
今の時代(2023)を生きる私たちに、昔の時代につくられたものを「同じように作れ」と言われても、難しいですよね。
京都時代祭2023の行進は、過去の人々の手作業や知恵を見ることができます。
歴史マニアだけではなく、お洋服や和装に興味のある方に、一度ぜひ見てほしいお祭りです!
京都時代祭2023の注目ポイント!「【今は昔】を体感できる」
平安時代の末期に成立したと言われている「今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)」という、古い書物があります。
確か、国語の授業に載っていたのではないかと思います(違っていたらごめんなさい)。
作者は不明ですが、「今は昔」という書き出しで始まる書物です。
「今は昔」とは、「今となっては昔の事だが」という感じの意味があります。
筆者は、今昔物語集の内容をあまり覚えていませんが、この「今は昔」という冒頭文はずっと頭に残っていました。
「なぜ、今昔物語集の事が出てくるの?」なんて思われるかもしれませんね。
ふと思ったのですが、京都の時代祭り2023って「今は昔」を体現したお祭りだと感じたからです。
行列に参加している人たちは、それぞれの時代の「今」を表していて、その行列を見ている私たちは、今(2023年)を生きながら「昔」を見ています。
そう思えば、とても不思議な感じがしませんか(^^)
時代祭2023(京都)をゆっくり堪能してくださいね。
時代祭2023(京都)|まとめ
今回は、時代祭2023(京都)はいつからなのか、有料観覧席(チケット)情報や見どころをご紹介しました。
京都時代祭2023は、かつて京都が首都だった年月の、当時の人々の服装や装飾を見ることができるお祭りです。
特に、ご鳳輦や十二単を、目の前で実際に見ることができる機会は、この時代祭くらいではないでしょうか。
御所を中心に、京都に住む人々や武家の人々の息吹を今に伝える時代祭2023(京都)は、教科書の中で紹介される人達だけでなく、その周囲の人たちの姿も教えてくれます。
時代祭で見ることができる行進は、今の日本の大切な文化の一つです。
この時代祭2023を機会に、昔に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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