オリオン座流星群2024が、2024年の10月の上旬から11月の上旬にかけて観測ができるとして注目されています。
オリオン座は「冬の星座」の代表ともいえる星座ですから、おそらく誰でもこの星座を見たことがあるでしょう(^^)
オリオン座流星群2024が一番見えやすいピークの時間帯や、探し方・方角などを知って、家族やパートナーと一緒に、美しい星空を見上げて、楽しんで天体観測をしましょう。
オリオン座とは、ギリシャ神話に出てくる「オリオン」という人物がモデルになっている星座です。
まつわるお話はとても面白いエピソードがたくさんあるのですよ(^^)
- 月の女神アルテミスとの、淡い恋のお話
- サソリに刺されたため、星座になった後もサソリを恐れて、さそり座と対局の場所にいる
など。
上記は一例ですが、ギリシャ神話のお話の一つとしても楽しめますが、星座は知っていても、「オリオン座流星群」のことを知らない人も多いのではないでしょうか(^^)
このオリオン座流星群は、毎年発生しているんです(*^^*)
今回は、オリオン座流星群2024のピークの時間帯はいつなのかや、探し方や方角をご紹介します。
オリオン座流星群2024!ピークの時間帯はいつ?
オリオン座流星群2024の、ピークの時間帯はいつなのかをご紹介します。
オリオン座流星群2024は10月の上旬から11月の上旬にかけてみることができる流星群です。
こちらの母天体は有名な「ハレー彗星」。
ハレー彗星を母天体に持つ流星群は「みずがめ座流星群η(エータ)」もあります。
オリオン座流星群2024の出現期間とピーク時間
オリオン座流星群2024の出現期間とピークの時間帯をご紹介します。
- 出現期間…2024年10月2日~11月7日(予測)
- 極大日(ピーク日)…10月21日の15時ごろ
- ピークの時間帯…10月21日の22時ぐらいから10月22日の早朝(明け方)
オリオン座流星群2024はひと月ほどの期間に流れ星を見ることができる流星群です。
極大日が10月21日ですが、前後2~3日間もよく流れ星が見えますよ。
過去の記録によると、ある年を境に流れ星の数が増加したそうなのです。
何でも3000年前のハレー彗星から放出されたチリの数が多かったそうです(^^;
3000年前って、紀元前ですから想像がつきませんよね(^^;
その年の極大日だけでなく、前後(だと思われる)3~4日間は、流星がよく見られたそうですよ。
2024年は数日前が満月だったこともあり、月明かりの影響を受けてしまう可能性が高いです。
ですが、月の出ている反対側の方角では、月明りの影響を受けませんので、月を背にして観測してみてくださいね。
2024年のオリオン座流星群は天気によっては、1時間に5~10個ほどの流星を見ることができると思いますよ。
極大日の前後数日間は、流星を見るチャンスが多いですが、月の影響がありますので、2024年のオリオン座流星群は少し残念かもしれません。
オリオン座流星群2024の特徴
オリオン座の流星群は「星が早く流れる」ということでも有名です。
そのため、流れ星を見逃してしまうパターンも多くあります。
この「オリオン座流星群」の発生時期にかぶっている「おうし座(南・北)流星群」もありますが、このおうし座流星群の流星は「星の流れがゆっくり」と言われています。
「火球」と呼ばれる、とても明るい流星が多く流れるのもこの「おうし座流星群」の特徴でもありますので、オリオン座流星群と混同されることも多いですね。
ですが、どちらもこの時期に見ることのできる「流星群」ですので、「オリオンか?おうし座か?」なんてこだわらずに、流星群の観測を楽しんでくださいね。
オリオン座流星群2024!探し方のご紹介!
オリオン座流星群2024の、探し方のご紹介をします。
オリオン座流星群2024の探し方
まずはオリオン座を探してみましょう。
この星座の探し方は、とても簡単です。
この星座はある意味、個性的な星座ですから、わかりやすい目印さえ見つけることができれば、すぐにわかると思います。
【オリオン座の個性的な特徴】
- 三つの星が斜めに均等に並んでいる
- 右肩に「ベテルギウス」がある
三つ同じくらいの輝きの星が、斜めに均等に並んでいる部分があります。
そこがオリオン座の腰のベルトの部分です。
そして、その上にひときわ赤く輝く星があります。
それが「ベテルギウス」です。
ベテルギウスは、輝きが小さくなっているように見えますが(私比)、このベテルギウスもオリオン座の形を成す、大切な星の一つになります。
(一時、ベテルギウスの光が少なくなりましたが、最近は再び明るくなり始めたそうですよ。)
ベテルギウスは「超新星爆発」がそろそろ起きるかもしれないと言われていたり、沈静化しているとも言われています。
爆発はもう起こっているかもしれませんし、これから先100年後に起こるかもしれません。
ベテルギウスの輝きが少なくなっているのは「超新星爆発」の予兆ともいわれていました。
過去の文献を見てみると、「超新星爆発」が起こった時、夜が昼のように明るくなり、その明るい期間が数か月続いたそうですよ。
オリオン座の象徴の一つでもあるベテルギウスですが、今後どうなるのか目が離せませんね。
オリオン座流星群の放射点は?
オリオン座流星群2024の放射点をご紹介します。
上記で「ハレー彗星」を母体天にしていると紹介しましたが、そのハレー彗星のチリが流星群として現れます。
その流星群が発生する場所を「放射点」と言いますが、オリオン座流星群2024の放射点は、上記でご紹介した「ベテルギウス」の近くです。
おそらく他の流星群の放射点を探すことよりも、このオリオン座流星群の放射点を探しやすいでしょう。
わかりやすくていいですね(#^^#)
オリオン座流星群2024の流星の始まりの視点はベテルギウスの近くです。
ですが、流星は全天で見ることができますので、放射点にこだわらずに楽しんでみて下さいね。
オリオン座流星群2024!方角のご紹介!
オリオン座流星群2024の、方角をご紹介します。
上記で、オリオン座流星群2024の放射点をご紹介しました。
では、オリオン座の方角はどのあたりになるのでしょうか。
10月のこの時期のオリオン座は南の方角にあります。
分かりにくかったら、まずは北斗七星を探してみて下さい。
北斗七星は、北の空にありますから、オリオン座はその対極の南にあります。
北斗七星が見つかったら、後ろを向いてください。
その方角が南の空です。
その方角に、均等に並んでいる3つ星があります。
それが「オリオン座」です。
オリオン座は「冬の星座」の代表ともいえる星座ですので、方角が分からなくても、見つけやすい星座だと思います。
オリオン座の中にある星雲
流星群とは関係はありませんが、オリオン座の中には肉眼で見ることのできる「散光星雲(オリオン座大星雲)」があります。
この散光星雲の別名は「M42」ですが、鳥が翼を広げたような形をしているのですよ(#^^#)
数年前に改名した、有名なSNSツールの旧青い鳥のアイコンの色を赤くしたような形に、なんとなく似ているかもしれないと私は思いました(^^;
なんと望遠鏡が発明される前から、この星雲の存在は知られていたそうですよ!
この「M42」はオリオン座のベルトの部分(三ツ星)の少し下にあります。
とても明るい天体なので、肉眼でも「ぼう」とした感じですが、見ることができます。
望遠鏡や双眼鏡をお持ちでしたら、きれいな星雲を見ることができますよ(#^^#)
ちなみに、私も見たいのですが近眼の為、見ることができません(T_T)
流星群の観測も楽しいですが、オリオン座には美しいこの星雲もありますので、この「オリオン座大星雲」の観測も一緒に楽しんでくださいね。
オリオン座流星群2024|まとめ
オリオン座流星群2024の、ピークの時間帯はいつなのかや、探し方や方角をご紹介しました。
何度も言いますが、オリオン座は「冬の星座」の代表と言っても過言ではありません。
冬の大三角形の一つ(ベテルギウス)でもありますし、ベルトの下の部分にはオリオン座大星雲もあります。
お子さんが居るご家庭にとっては、このオリオン座は「初めての天体観測」の対象にとても向いている星座です。
流星群だけではなく、オリオン座には宇宙の不思議がたくさん詰まっています。
この星座をじっくり観察するだけでも、その美しさに目を奪われることでしょう。
天体観測をするにも、とても良い季節になってきました。
日中はギリシャ神話で楽しんで、夜はきれいな星空を鑑賞してみて下さい。
寒さ対策もしっかり行って、自然の美しさに触れてみて下さいね。
この記事をご覧いただきありがとうございました。
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