7月の後半になると夏休みに入り「夏休みの宿題をしないといけない」季節がやってきますね(^^;
毎年、この時期になると特に「自由研究のテーマ」に悩む方も多いと思います。
そこでオススメするのが「ペルセウス座流星群の観察」です。
ペルセウス座流星群は3大流星群の一つと言われ、たくさんの数の流星を見ることができます。(多い時には、1時間に50個くらい見ることもできるかもしれません。)
ちょうど「お盆」の時期ですし、田舎に帰省される方も多いのではないでしょうか。
ですので、たまには自由研究のために「夜更かし」も許していただければと…(^^;
今回は、ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめと、小中学生におすすめな観察方法や書き方をご紹介していきます。
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめ方の例をご紹介
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめ方の例をご紹介しますね。
まずは、この「ペルセウス座流星群」についてのご紹介をしていきますね。
ペルセウス座流星群とは?
ペルセウス座流星群とは「ペルセウス座の方角から流星が大量に放出される現象」です。
3大流星群(ペルセウス座流星群・しぶんぎ座流星群・ふたご座流星群)の一つと言われ、一年間の中でも「1位2位」を争うほどの流星が見られる流星群です。(母彗星はスイフト・タットル彗星)
「ペルセウス座流星群」の開始日は2024年は7月17日ころ
終了日は2024年の8月24日ころと言われています。(ちょうど夏休み期間ですね)
2024年でペルセウス座流星群が一番よく見られる時期(極大日)は、8月12日の20時ころから夜明けくらいまでと言われています。
流星が良く見られる時期は12日の日没から14日の夜と言われていますので、極大日でなくとも十分に流星を楽しめますよ。(予測ですので絶対ではありません)
まず、方角ですが「ペルセウス座」は「カシオペア座」の近くにあります。
カシオペア座を見つけることができれば、「ペルセウス座流星群の放射点の目安」を見つけることができますよ。
ですが方向が分かったからといっても、その方向を見ていればいいというわけではないのです。
流星群は放射点から放射状に放出されますので「全天(空全体)」で見ることができるのですよ。
ですので、2024年ペルセウス流星群の観測をするときには、流星は全天に表れるので、ペルセウス座の方角だけでなく「星空全体」を見るようにしましょう。
ついでではありませんが、2024年の「ペルセウス座流星群」の時期の月は、月が西の空に沈む時間が早めなので、月明りの影響をあまり気にせず、好条件で流星を見ることができます。
ですので普段、あまり夜空を見ないという人にも、ぜひ見てほしいです(^^)
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめで、小学生におすすめな観察方法は?
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめで、小学生におすすめな観察方法をご紹介します。
まだ小学生ですので、長時間の観察は難しいと思いますし、お天気の問題もあります(^^)
ですので、まずは「流星を探してみる」という、簡単なことから始めてみましょう。
ペルセウス座流星群は「7月後半から8月中旬」の間に流れる流星群です。
【夏休みに入ってすぐに「天体観察」を始めて、「極大日」と呼ばれる流星群のピーク時と終了日近くの流星の数をそれぞれ比べてみる】
という形が一番わかりやすいのでは、ないでしょうか。
- 観察する時間は「闇に目が慣れる時間(15分くらい)」を含めて、30分から1時間くらいを目安にする
- 観察する方角は固定で
何しろ「流星群」ですから、見落としもあるでしょうし、正確な個数はわかりません。
公式では「1時間に30~50個」などともいわれていますが、それ以上の場合もあります。
子どもたちが「流星が見えた数」を、自由研究の記録に残しましょう。
流星群の観察時の注意点
あと観察方法と観察時の注意点をお伝えしますね。
2024年のペルセウス流星群は「寝転んで」観察をしましょう。
これは「ペルセウス流星群」だけではなく、ほかの流星群でもいえることですが(^^;
流星群の観察は見上げておこなうものですから、ずっと見上げていると「首が痛く」なります。
流星群は「全天」で観測することができるので、なるべく「寝転んで」観測をしましょう。
「レジャーシート」など、寝転んでも汚れないものを下に敷いて「観察」がおすすめです。
フラットにできる、アウトドア用のチェアもいいですね(^^)
夏の季節なので「虫対策」も忘れずに行いましょう。
近年では、「マダニ」の被害もよく耳にしますよね。
それと、夏といえども夜半はかなり冷えます。
なるべく「素足+サンダル」は避けて、靴下+薄めの長ズボン+パーカーなどで「寒さと虫の対策」も忘れないようにしましょうね。
ですが、一番大切なのは、保護者の方と一緒に「観察」をすることです。
天体観測は「夜半」に行うものですから、夜の観察は、子供だけでは「危険」です。
場所によっては野生の動物が出てきたり、不審者などと遭遇する危険もあります。
なによりも「安全」に気を配り、保護者の方と一緒に観察をしましょう。
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめで、中学生におすすめな観察方法は?
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめで、中学生におすすめな観察方法をご紹介します。
基本的に「小学生の観察方法」と同じですが、中学生になったら「観察日や時間を小学生の時より増やす」方向でいけばいいでしょう。
もちろん中学生といえども「まだ子供」ですから、安全に気を配る必要があります。
なるべく保護者の方と一緒に「天体観察」をして、くれぐれも危険の無いように観察をしましょう。
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめで、小学生におすすめな書き方は?
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめで、小学生におすすめな書き方をご紹介します。
小学生の自由研究ですから「絵日記」のような書き方が一番わかりやすいと思います(^^)
- 目印になる「木・家の屋根・電線・星座」の絵を書く
- 流星の見えた(消えた)方角に矢印(→)を書く
その目印を、それぞれの日付で書いて
- 流星群の開始日はあまり流れなかった。数は0
- 流星群のピーク時(極大日)は、10個から15個くらい見ることができた
- 流星群の終了日近くは、もうみることができなかった
という感じに書いていけばいいでしょう。
カメラなど「夜空」を撮影できる道具があれば、プリントアウトして貼り付けてもいいですね。
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめで、中学生におすすめな書き方は?
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめで、中学生におすすめな書き方をご紹介します。
こちらも「小学生の書き方」とほぼ同じと思ったらいいと思います。
ただ、小学生の頃よりは詳細に記入することができるはずです。(たぶん)
- 観察をしている方角の記入
- ○○の方角から〇個流星が見ることができた
- ○○の方角から火球(でっかい流星)を見ることができた
など細かく記入するようになると思います。
こちらも「夜空」を撮影する、機材などあれば「流星」を捉えることができなくても、状況の説明に使えますのでプリントアウトして貼り付けてもいいですね。
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめ
ペルセウス座流星群2024の自由研究まとめで、小中学生におすすめな観察方法や書き方をご紹介しました。
ペルセウス座流星群は、3大流星群の一つと呼ばれる流星群です。
ここで「ペルセウス流星群のまとめ」を改めてご紹介しますね。
【2024年ペルセウス流星群まとめ】
- 出現時期:2024年7月17日~2024年8月24日ごろ
- 極大日:2024年8月12日20時くらいから
- 見えやすい方角(方向):全天(しいて言えば南(カシオペアの近く))
<見やすい時間帯>
- 8月12日の夜(←極大日の夜なので、一番よく見えると言われています)
- 8月11日夜から14日夜明け
- 月明かり:月は細く、沈むのが早めなので、月明かりの影響はほとんどない
- 標高の高いところでは、天の川を見ることもできるかもしれません
私のおススメは、この「ペルセウス座流星群」を毎年の「自由研究のテーマ」にすることです。
「去年の流星群と今年の流星群の違い」を比べて書いてみても面白いと思います。
たとえあまり流星群が見られなかったとしても、「あまり見られなかった」ということを「記録」として残してもいいのです。
「自由研究」は何やら「堅苦しい」カンジがしますが、「流星群の天体ショー」はその時に見てみないとわからないものです。
見る人によっても、流星が見えたり見えなかったりしますからね(^^)
あまり気を張らずに、リラックスして「天体ショー」を楽しみましょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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