しし座流星群2023の方向(方角)やピークの時間はいつ?大出現が気になる!

黄道12星座の一つ「しし座」に放射点がある、しし座流星群2023はとても面白い特徴を持つ流星群なんですよ。

その特徴は、昔から天文学を学ぶ人たちに大きな影響を与えたと言われています。

 

ギリシャ神話では、英雄ヘラクレスの神話に関わる星座で、形がはっきりとライオンに見えている星座でもあります。

日本では、春の季節によく見える星座ですが、流星群は毎年秋に出現しています。

もしかしたら、春に見える星座を秋に見ることができるのか、と思われる人もいるかもしれませんね。

 

 

そこで今回は、しし座流星群2023の方向(方角)やピークの時間はいつなのかや、気になる大出現についてご紹介します。

しし座流星群2023の方向(方角)は?

しし座流星群2023の、方向(方角)をご紹介します。

 

獅子座は、日本では「春の代表の星座」ともいわれ、春の季節に見えやすい星座です。

獅子座流星群は「しし座」の首もと付近に「放射点」があるため、しし座流星群と呼ばれています。

 

ですが、このしし座流星群が発生する季節は秋です。

春に見えやすい星座の為、流星群の起こる秋の季節には、夜半過ぎ(夜明け近く)にならないと見ることがちょっと難しい星座です。

見えるとすれば、東の方向(方角)に明け方近くの時間に見えるでしょう。

 

下記で、獅子座流星群2023の出現の極大日(ピーク日時)を改めてご紹介しますが、ピークの時間には放射点の場所は、地平線の下にあるため日本からはとても見えにくい状況です。

そのため、翌日の11月18日の未明(夜明け)の時間くらいからの方が見えやすいでしょう。

 

結論を言いますと、獅子座の放射点を見ることはきびしいかもしれません。

ですが、流星群はどこから見ることができるので、月の明かりが目に入らない方角(方向)を向いてみて下さいね。

 

11月の朝方の2時から4時くらい(未明の時間)は一番寒い時期ですので、風邪をひかないように寒さ対策は万全に行ってくださいね。

 

しし座流星群2023のピークの時間はいつ?

しし座流星群2023の、ピークの時間はいつなのかをご紹介します。

 

しし座流星群2023のピークの時間帯は?

獅子座流星群2023のピークの時間はいつなのかをご紹介します。

【しし座流星群2023の出現期間】

  • 出現期間:11月6日~11月30日(予測)
  • 極大日:11月18日明け方ごろ
  • 月明り:影響はないので、流星は見やすいでしょう。

 

極大日を上記で11月18日とお知らせしましたが、11月18日時点の獅子座の放射点が地平線の下にありますので、今回の獅子座流星群2023は、11月18日の未明から明け方ごろまでが一番の見ごろと言われています。

 

月明りの影響は少なく、とても観測をしやすい状況です。

ですが、2023年の獅子座流星群は出現数は少ないと言われています。(おそらくピークの時間帯でも1時間に10個くらい)

こればかりは、実際に観測をしてみないとわからないので、もしもその日に早起きする用事があれば、夜空を覗いてみて下さいね(^^)

 

今回の獅子座流星群2023は、明け方近く…朝活をしている人にはおすすめですが、とても早い時間です。

そして明け方近くは、とても寒い時間帯ですから、早く起きて外に出るという気が起きない可能性が高いかもしれません。

 

ですが、獅子座流星群はとても個性的な特徴がありますので、下記で併せてご紹介しますね。

 

獅子座流星群の特徴

しし座流星群は、毎年ではありませんが「大出現」と呼ばれる「流星雨」を見るチャンスがあるという大きな特徴があります。

外国の過去の文献を見ると、大出現の時には1時間に5万個ほどの流れ星が流れ、寝ている人が明るさで目覚めるほどだったと…言われていますが、想像がつかない数ですよね(^^;

どうやって数えたのか…私の中では一番気になる謎です(^^;

 

大出現の説明は下記で行いますので省略しますが、その年によっては本当にキレイな流れ星がたくさん見ることができますよ!

ただ、残念なことに近年は流れ星の数が減少しているようですが(^^;

これによってしし座流星群は「流星天文学」の発展に多いに貢献している流星群だそうです。(そんな学問があるということを初めて知りましたよ(^^;)

 

そして、もう一つは「流れ星の流れる速さが早い」ということ。

かなり早いスピードで、彗星の塵(チリ)が大気圏に突入するので、濃い大気との衝突で「火球」が生まれやすいということもあります。

 

願い事を唱えるには、時間が短すぎるかもしれませんね(^^;

私のように、流れ星を見て「キャーキレイ(*^^*)」という人や、宇宙について真剣に研究している人から見てもとても興味のそそられる流星群でしょう。

 

しし座流星群2023の大出現が気になる!

しし座流星群2023の、気になる大出現についてご紹介します。

 

しし座流星群の大出現には「母天体」が関わってくるので、まずは獅子座流星群の母天体からご紹介していきますね。

 

しし座流星群2023の母天体は?

しし座流星群の母天体はテンペル・タットル彗星です。

テンペル・タットル彗星は、33年周期で太陽の近くに戻ってきます。

この彗星が、太陽の近くに戻ってきているときに「大出現」が起こる可能性があると言われているんですよ(^^)

 

しし座流星群の大出現とは

1999年や2001年に、「流星雨」と言われるほどの、すごい数の流星が降り注いだ年があります。

過去の文献をさかのぼれば、902年ごろから記録が残っています。

上記でも少しご紹介しましたが、5万個もの流星が流れるなんて、昔の人は驚いたでしょうね。

今では、まとまった流れ星は「流星群」だとわかりますが、流星群を知らない場合、いきなり大量の流れ星が現れたら…もしかしたら昔の人にとっては怖いことだったのかもしれませんね(>_<)

中国や日本でも、記録が残っているそうですので、大出現は世界中で見ることができていた現象なのだとわかりますね(^^)

 

話は戻りますが、獅子座流星群の母天体(テンペル・タットル彗星)が、太陽の近くを通過する数年間に、大出現の可能性があると言われています。

 

何でも、太陽の近くを通る軌道上に「塵(チリ)が多く存在しているから」だそうで(^^;

日本やアジア地域でも、2001年には数千個の流星が見ることができたそうですよ!

 

前回の大出現から33年周期というと、単純計算した場合、前回の出現の年を2000年と計算したら、次の大出現は2033年前後ということになります。(たぶん)

 

今は2023年ですから、もしも次に流星雨が見られるとしたら10年後くらいになるかもと予測ができますね。

ただ、流星群の発生は自然現象なので、この年に再び大出現が起こります!とは、言えません。

「その時になってみないとわからない」ということですので、大出現が起こることを願って、獅子座流星群の観測を続けましょう。

 

しし座流星群2023|まとめ

しし座流星群2023の、方向(方角)やピークの時間はいつなのかや、気になる大出現についてご紹介しました。

 

獅子座流星群は、彗星の周期によって「大出現」が起こることで有名な流星群です。

世界中の学者の先生方の研究対象にもなっています。

 

そんなしし座流星群2023は、日本では2023年11月18日の明け方が見ごろになります。

朝活をするには、ちょっと早すぎる時間ですが土曜日です。

「子供たちも一緒に天体観測を…」と、おすすめしたい気持ちもありますが、明け方はとても寒いです(>_<)

早朝にウォーキングをする場合は、とてもおすすめしますが、ケガをしないように足元もよく見て歩いてくださいね。

もしも、「家族で天体観測を…」と考えている場合は、防寒対策をしっかりして風邪をひかないように、気を付けてください。

宇宙は、不思議なことがいっぱいです。

大出現の年ではなくても、しし座流星群2023の火球を見ることができるかもしれませんよ。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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