日中はまだ暑さも残っていますが、日が落ちると少しずつ肌寒さを感じてきますね。
とても過ごしやすい季節になってきました。
暑いのも寒いのも苦手な私にとっては、とっても喜ばしい季節です!!
これから少しずつ「冬の季節」に入り、星空もとても美しく見えてきます。
虫の音も聞こえてきて「天体観測」も情緒ある雰囲気になってきますよ(#^^#)
ですが、この季節から大切になってくるのは、「寒さ対策」です。
美しい星空や流星群に酔うのは良いですが、風邪をひかないようにこれから始まる「冬の季節の天体観測」の寒さ対策もしっかり考えていきましょうね。
今回は、10月のりゅう座流星群2024とは、方角やピークの時間帯についてと放射点情報をご紹介します。
10月のりゅう座流星群2024とは?
10月のりゅう座流星群2024とは何かをご紹介していきます。
この10月のりゅう座流星群は、ジャコビニ・ジンナー彗星を母天体としている流星群です。
そのため過去には「ジャコビニ流星群」とも呼ばれていました。
ジャコビニ・ジンナー彗星は、約6年と半年の周期で太陽を公転している彗星で、母天体が2公転(13年)ごとに大出現のチャンスがあるといわれています。
ただ、出現のチャンスがあるといわれている年でも、「流星群が見られなかった」という、記録も過去にはあったようです。
その後の年には「1時間当たり100個ほどの流星が見ることができた」との記録がありますから、出現のチャンスは無いといわれる年でも、この10月のりゅう座流星群2024を見るチャンスはあるかもしれません。
2024年は、「大出現とまではいかないけれど、流れ星を見るチャンスがあるかもしれない」と予測されていますが、実際にはどうなるのでしょうか。
10月のりゅう座流星群の流れ星は、ペルセウス座流星群の流れ星よりも半分以下のスピードでゆっくり流れるそうですよ。
ですので、お願いごとがしやすいかもしれません。
とても楽しみですね♪
ちなみに流星群の流星は、彗星が放出する「チリ」です。
今回の、10月のりゅう座流星群(ジャコビニ流星群)の場合は、ジャコビニ・ジンナー彗星が放出している「チリ」になります。
他にもたくさんの「流星群」がありますが、それぞれ母天体(彗星)があり、その母天体(彗星)から放出されているチリが、地球上の大気と衝突して気化したチリが光を放っている現象のことになります。
10月のりゅう座流星群2024・方角やピークの時間帯
10月のりゅう座流星群2024の方角やピークの時間帯についてご紹介していきます。
まずは10月のりゅう座流星群2024(ジャコビニ流星群)の出現の方角のご紹介からしていきます。
この流星群の名称にもなっている「竜座」は、どのあたりにあるのかもサラっとお伝えしますね。
下記で出現の方角のご紹介もしますが、近くにある星座を知れば、竜座が分からなくても、なんとなく方角が分かると思いますよ(^^)
10月のりゅう座流星群2024の出現の方角は?
10月のりゅう座流星群2024の出現の方角をご紹介します。
まず、この10月のりゅう座流星群は「りゅう座」の中に放射点を持っている流星群なので、方角は「りゅう座」の方向から流れます。
2024年の10月ころの「竜座の頭」の方角は、北西方面です。
近くにあるわかりやすい星座は、「こぐま座」や「おおぐま座」がありますね。
おおぐま座がわかりにくくても、北斗七星をご存じの人も多いのではないでしょうか。
北斗七星は「おおぐま座」のしっぽの部分にあたる星列です。
ですので、北斗七星さえ見つけることができれば、方角もすぐにわかると思います。
北斗七星や北極星のあたりを眺めていれば、この「10月の竜座流星群(ジャコビニ流星群)」の放射点も近いのでわかりやすいと思いますよ(#^^#)
出現の方角は「北西」方面ですが、流星群は空全体に出現しますので、北西に限らず星空全体(全天)を見渡してみて下さいね。
10月のりゅう座流星群2024のピークの時間帯は?
10月のりゅう座流星群2024のピークの時間帯をご紹介します。
【10月りゅう座流星群2024の観測期間】
- 観測できる期間:2024年10月6日~10月10日
- 極大日:10月8日ごろ
- ピーク時間:2024年10月8日の22時(日没~深夜)ごろ
- 方角:全天で見ることが可能
10月のりゅう座流星群2024のピーク時間は、日没から始まります。
2024年の10月りゅう座流星群は、早い時間帯に月が沈みますので、月明りの影響はあまりありません。
「2024年と2025年は、彗星が活発化する傾向がある」と予測されています。
ですが「大出現する」とまでは予測されていないのです。
ただ「彗星が活発化する傾向がある」ということは、流れ星を見るチャンスは例年よりはあるかもしれません。
ですので、もしも流星を見ることが出来たら「とってもラッキーだった(≧▽≦)」と、喜びましょう。
ついでにと言っては何ですが、流星群の観測をする時には「レジャーシートに寝転んでの観測」がオススメです。
座ったままでも観測はできますが、長時間、夜空を見上げていると、首が痛くなってしまうので、寝転んでの観測がおすすめ。
レジャーシートの下に段ボールを引けば、ゴツゴツしませんし底冷えもそこまで気になりません。
アウトドア用のリクライニングチェアがあれば一番ですが、それなりのお値段がしますしね(^^;
まずは、リーズナブルな方法で「流星群の観測」を試してみて下さいね。
10月のりゅう座流星群2024の放射点情報
10月のりゅう座流星群2024の放射点情報をご紹介していきます。
「放射点」という言葉は、流星群に興味のある人であれば、誰でも一度は聞いたことがある言葉だと思います。
この「放射点」が流星群の観測に、必要なのかどうかも併せてご紹介していきますので、今後の流星群や天体観測のお役に立てば幸いです。
10月のりゅう座流星群2024の放射点は?
この10月のりゅう座流星群2024(ジャコビニ流星群)の放射点は、この流星群の名称にもなっている「りゅう座」の中にあります。
ちょうど「竜座」の頭の部分あたりが、10月のりゅう座流星群2024の放射点です。
ちなみに、1月上旬にピークを迎える「しぶんぎ流星群」の放射点も、この10月のりゅう座流星群(ジャコビニ流星群)の放射点の近くなのですよ(#^^#)
ですので、1月の「しぶんぎ流星群」の放射点を探す際の方向は、この10月のりゅう座流星群2024と同じような方向だと思っていたら大丈夫です。
放射点とは?流星群の観測には必要なの?
上記で「10月のりゅう座流星群」や「しぶんぎ流星群」の放射点の方角をご紹介しました。
ここで疑問ですが、流星群の観測は「放射点」を気にしないといけないのでしょうか。
結論を言いますと、流星群を観測する時には「放射点」を気にする必要はありません。
ただ「放射点」の高度(高さ)の関係で、流星群の見え方が違ってくるので、放射点の高さは「流星群が良く見えるかどうか」の目安になります。
【放射点の高さの目安】
- 放射点が低い(地平線に近い)…地平線に近い位置にあるため、流星群が見えにくい
- 放射点が高い(地平線から遠い)…地平線から高い位置にあるので、流星群が見えやすい
流星群は全天に流星が飛びますが、地平に近い場所で発生した流星群は、頭上で発生した流星群よりも流星の数が少なくなります。
という訳で、流星群を観測する時には「放射点」はあまり関係ありません。
ですが、放射点の高さによって「その流星群が見えやすいか・見えにくいか」という判断材料の一つになるのです。
ついでに補足すると2024年の10月のりゅう座流星群 は、ピークになる時間帯の放射点が高い位置にあるので「見えやすい」ということになっています。
ちなみに、流星群の流星なのか・それともただの流れ星なのかの判断にも「放射点」は使われます。
ですがとりあえず、流星群の流星なのかどうかなんて気にせず、10月のりゅう座流星群2024を楽しんでくださいね。
10月のりゅう座流星群2024|まとめ
今回は、10月のりゅう座流星群2024とは、方角やピークの時間帯についてと放射点情報をご紹介しました。
ジャコビニ流星群は、「当たりはずれがある流星群」とも言える流星群でしょう。
10月のりゅう座流星群2024が見ることができる期間は下記の通りになります。
- 2024年10月6日~10月10日
- 極大日は8日
- ピークの時間帯は2024年10月8日22時頃(日没後から深夜)
他の流星群よりも、見ることができる期間が短い流星群です。
(もちろん期間前後の数日は見ることができる可能性もありますが)
2024年10月りゅう座流星群は、放射点の位置が高いので、好条件ではありますが、さらに13年周期で活動が活発になりますが、「大出現」が期待できる年ではありません。
ですが、この10月のりゅう座流星群2024は、その時になってみないと流星群が見えるかどうかはわかりません。
たとえ流れ星を見ることができなくても、美しい星空を見ることができるハズですので、楽しんで天体観測をしてみて下さいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメントを残す